文の構造〜高校英語

文の要素、文型、8つの品詞、句と節について勉強してきました。

文の要素
文型
第1文型
第2文型
第3文型
第4文型
第5文型
自動詞と他動詞
8種類の品詞
句と節

これらのものは、どのように関係しているのでしょうか。
※)なお、このページでは中学英語は理解できているという前提の下、高校英語の文法を解説しています。中学英語が理解できていない場合は、あらかじめ、「基本にカエル英語の本(スリーエーネットワーク)」「もう一度中学英語(日本実業出版社)」「眺めてわかる英語の本(あさ出版)」のいずれかを読むことをお勧めします。

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文の構造

まずは、以下の例文について、SVOCMは何なのかを考えてみてください。

(例文)
He named the cat Tama yesterday.

以下になります。
※)これができなければ、上記で紹介した「基本にカエル英語の本」や「もう一度 中学英語」を読むことを強くお勧めします。

S     V     O      C      M
He   named   the cat   Tama   yesterday.

さて、次に、この文の品詞を考えてみてください。
すると以下になります。

S       V     O      C      M
He     named   the cat   Tama   yesterday.
代名詞  動詞    名詞    名詞    副詞

この文に関していえば、以下のことがいえます。

・Sには「名詞、代名詞」がきている
・Vには「他動詞」がきている
・Oには「名詞」がきている
・Cには「名詞」がきている
・Mには「副詞」がきている

このように、SVOCMに入る品詞は決まっています。
それについて詳しく解説します。

Sには名詞、代名詞、名詞句、名詞節

Sには、名詞、代名詞がきます(先ほどの例文をみるとわかると思います)。
それ以外にも、名詞と同じ働きをする名詞句、名詞節がくることもあります。

(例文)
S             V      C
To play baseball    is    a lot of fun.
(野球をすることは、   とても面白い)

→「To play baseball」は名詞句です(「〜すること」は名詞と同じ働きをするのでした。わからない場合は、「基本にカエル英語の本」や「もう一度 中学英語」で復習してください)。

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Oには名詞、代名詞、名詞句、名詞節

Oには、名詞、代名詞がきます(先ほどの例文をみるとわかると思います)。それ以外にも、名詞と同じ働きをする名詞句、名詞節がくることもあります。
Oは文に2つの場合もあります。具体的には第4文型の場合です。

(例文)
S      V      O(人)    O(物)
He    made    her      a cake.
彼は  彼女に  ケーキを  つくった)

→O(人)、O(物)と文に2つのOがあります。なお、O(人)にきている「her」は代名詞、O(物)にきている「a cake」は名詞です。

また、Oがある文のVは他動詞です。

Cには名詞、代名詞、形容詞、名詞句、名詞節、形容詞句、形容詞節

Cには、名詞、代名詞、形容詞がきます。それ以外にも、名詞と同じ働きをする名詞句、名詞節、形容詞と同じ働きをする形容詞句、形容詞節がくることもあります。

(例文)
S       V     O     C
She    made    me    sad.
(彼女は  わたしを  悲しま  せた)

→sad(悲しい)は形容詞です。

Mには形容詞もしくは副詞の働きをするもの

Mには、形容詞、形容詞の働きをするもの、副詞、副詞の働きをするものがきます。「前置詞句(前置詞+名詞)」や「〜ly(副詞に多い語尾)」をみれば、Mの可能性が高いです。

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