句と節〜高校英語
句と節を理解すれば、英語は驚くほどわかるようになります。そこで、ここでは句と節とは何かを説明していきます。
※)なお、このページでは中学英語は理解できているという前提の下、高校英語の文法を解説しています。中学英語が理解できていない場合は、あらかじめ、「基本にカエル英語の本(スリーエーネットワーク)」「もう一度中学英語(日本実業出版社)」「眺めてわかる英語の本(あさ出版)」のいずれかを読むことをお勧めします。
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句と節とは何か、また句と節は何が違うのか知ろう
以下の< >を見てください。
(例)I want something <to eat>.
(私は何か食べるものが欲しい)
<to eat>が、something(何か)を修飾しています。
つまり、<to eat>は、形容詞と同じ働きをしています(形容詞の限定用法と同じ働きです)。
形容詞は一語ですが、<to eat>は二語ですので形容詞ではありません。
このように、形容詞と同じ働きをする二語以上の言葉のことを「形容詞句」または「形容詞節」といいます。
では、形容詞句と形容詞節は、何が違うのでしょうか。
「S+V]を含まないものを「句」、含むものを「節」といいます。
先ほどの<to eat>には、「S+V:」は含まれていません。
だから、形容詞節になります。
一方、以下の例文を見てください。
(例)I know the boy<who you met iin the airport>.
(私はあなたが空港で会った少年を知っています)
<who you met iin the airport>は、the boyを修飾しています。
しかも、「S+V」が含まれています。
だから、形容詞節です。
形容詞句、形容詞節のように、2つ以上の語がまとまって、ひとつの品詞のような働きをするものを「句と節」といいます。句と節には、名詞と同じ働きをする名詞句、名詞節、副詞と同じ働きをする名詞句、名詞節があります。まとめると以下です。
・句:2つ以上の語がまとまって、ひとつの品詞のような働きをする。S+Vがない。
・節:2つ以上の語がまとまって、ひとつの品詞のような働きをする。S+Vがある。
・名詞句:2つ以上の語がまとまって名詞のような働きをする。S+Vがない。
・名詞節:2つ以上の語がまとまって名詞のような働きをする。S+Vがある。
・形容詞句:2つ以上の語がまとまって形容詞のような働きをする。S+Vがない。
・形容詞節:2つ以上の語がまとまって形容詞のような働きをする。S+Vがある。
・副詞句:2つ以上の語がまとまって副詞のような働きをする。S+Vがない。
・副詞節:2つ以上の語がまとまって副詞のような働きをする。S+Vがある。