第4文型と第5文型の見分け方〜高校英語
第4文型と第5文型は、それぞれ以下の形をとります。
第4文型 S+V+O(人)+O(物)(主語+動詞+目的語(人)+目的語(物))
第5文型 S+V+O+C(主語+動詞+目的語+補語)
このページでは、第4文型と第5文型の見分け方について解説します。
※)なお、このページでは中学英語は理解できているという前提の下、高校英語の文法を解説しています。中学英語が理解できていない場合は、あらかじめ、「基本にカエル英語の本(スリーエーネットワーク)」「もう一度中学英語(日本実業出版社)」「眺めてわかる英語の本(あさ出版)」のいずれかを読むことをお勧めします。
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「…は〜」の関係があるかないかで見分けよう
第4文型と第五文型を見分けるのは、どうすればいいのでしょうか。
例文をつかって説明していきます。
第4文型も第5文型も「S+V+??+??」の形になっています。
(例文1)
S V ?? ??
I made him a toy.
(例文2)
S V ?? ??
I made hiim a singer.
この「??+??」が、第4文型の「O(人)+O(物)」なのか、第5文型の「O+C]なのか、どのように見分けるのかというと、「…は〜」の関係が成り立つかどうかをみます。
(例文1)
S V ?? ??
I made him a toy.
→「him(彼を)」は「a toy(おもちゃ)」
→彼はおもちゃ
→「…は〜」の関係が成り立たない
→O(人)+O(物)の第4文型
(例文2)
S V ?? ??
I made hiim a singer.
→「him(彼を)」は「a singer(歌手)」
→彼は歌手
→「…は〜」の関係が成り立つ
→O+Cの第5文型
このようにすれば、第4文型と第5文型を見分けることができます。
ちなみに、なぜ、見分ける必要があるのでしょうか。
それは、たとえば、第4文型と第5文型の両方に使われるものの、第4文型と第5文型では意味が異なる動詞があるためです。
具体的には以下です。
(例文1)
S V O(人) O(物)
I made him a toy.
→「make O(人) O(物)」で、「O(人)にO(物)をつくる」
→日本語訳は「わたしは彼におもちゃを作った」になります。
(例文2)
S V O C
I made hiim a singer.
→「make O C」で、「OをCにする」
→日本語訳は「わたしは彼を歌手にした」になります。