文法の参考書の種類と勉強の順番〜高校英語

文法の参考書には、以下のように、いくつか種類があるのでした。

(1)高校英語で学習する文法のうち、一部が、わかりやすく丁寧に解説されている参考書(講義タイプ)
(2)辞書のように、あらゆる文法項目について解説している参考書(辞書タイプ)
(3)「まとめ」の参考書
※)それ以外にも種類があります。詳しく知りたい人は、英語の参考書をご覧になってください。

文法の参考書の種類を把握した後は、参考書の種類ごとに勉強していくといいでしょう。
どういうことでしょうか。

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まずは、中学英語を理解しよう

高校英語の勉強で、つまづく大きな理由が「中学英語が理解できていないため」です。
中学英語を理解するためには、「基本にカエル英語の本(スリーエーネットワーク)」「もう一度中学英語(日本実業出版社)」「眺めてわかる英語の本(あさ出版)」のうち、いずれかをを読むといいでしょう。短時間で、中学英語が理解できるようになります。何より、丁寧な解説で、わかりやすいです。

辞書タイプの参考書と学年別の問題集を購入

書店に行って、上記の(2)「辞書のように、あらゆる文法項目について解説している参考書」を購入します。この辞書タイプの参考書は、一冊で十分ですので、一冊だけ購入するといいでしょう。このタイプの参考書では、「総合英語Forest」が有名です。ちなみに、辞書タイプの参考書は、よほど英語学習に意欲がない限り、最初のページから読もうとしてはいけません。高確率で挫折してしまいますから。

あとは、たとえば、「高校一年生の英語の総復習」のような問題集のうち、一番ページ数の少ないものを購入します。

そして、家に帰って、まずは問題集を解いていきます。
「解けなかった問題」「間違えた問題」の解説を読むと思いますが、それでもわからない場合は、総合英語Forestの該当するページを開いて読みます。
それでもわからない箇所があれば、チェックしておいて、とりあえず問題集の問題を解き進めていきます。

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講義タイプの参考書を購入

高校3年間の英語の問題集を解き終えた後は、上記(1)「高校英語で学習する文法のうち、一部が、わかりやすく丁寧に解説されている参考書」を購入します。
具体的には、世界一わかりやすい英文法 の授業ハートで感じる英文法 NEW・山口英文法講義の実況 中継 (上) 高校英語NEW・山口英文法講義の実況 中継 (下) 高校英語などを購入するといいでしょう(予備校講師が著者の参考書を購入すると「ハズレ」は少ないと思います)。

そして、家に帰ってから、辞書タイプの参考書を読んでもわからなかったところから読んでいきます。たとえば、辞書タイプの参考書を読んでも仮定法がわからなかったのならば、講義タイプの参考書では仮定法から読むという感じです。

このタイプの参考書では、多くの人が「わかりにくい」と感じているところが重点的に解説されているので、辞書タイプの参考書を読んでわからなかったところも、わかるようになることが多々あります。

なお、このタイプの参考書は、著者によって教え方が異なるため、何冊か購入して、読み比べるといいでしょう。たとえば「A先生の本だと関係代名詞が理解できたけど、仮定法が理解できなかった。B先生の本だと仮定法が理解できたけど関係代名詞が理解できなかった」のようなことがありますから。

「まとめ」の参考書

最後に「まとめ」の参考書を購入します。これで、高校英語で必要な知識を身につけているかどうかを確かめるといいでしょう。

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