高校英語が苦手な人が、文法の参考書を選ぶ際に気をつけるべきポイント

苦手な高校英語を克服しようと、書店に文法の参考書を買いに行くのはいいのですが、深く考えず、目に入った文法の参考書を買っているのではないでしょうか。
そうすると、英語学習で挫折してしまいます(文法の参考書を読むのを、途中で挫折してしまう理由)。
自分に合った英語の参考書を選ぶ必要があります。
では、どのように選べばいいのでしょうか。
ここでは、高校英語が苦手な人に向けて、英語学習に挫折しない、文法の参考書の選び方を紹介します。

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文法の参考書を選ぶときのポイント

高校英語が苦手な人が、文法の参考書を選ぶとき、いくつか気をつけるべきポイントがあります。

(1)高校英語が苦手ならば、まずは、中学英語の参考書を買いましょう。

高校語が苦手な人は、大抵、中学英語が理解できていません。だから、たとえ高校生でも、中学英語の参考書を使用する方が、かえって有効なこともあります。ちなみに、「高校英語は苦手だけど、中学英語は得意だった」という人もいるかもしれませんが、中学英語は暗記さえすれば点数をとることができます。暗記で点数が高かっただけなのに、それで中学英語が理解できていると勘違いしている人が多いです。中学英語を理解しないと、高校英語でつまづいてしまいます。

(2)英語が苦手なうちは、難しい用語が多い文法の参考書は避けましょう。

分かりにくい用語ばかりだと、理解するまでに時間がかかります。時間がかかるということは、その分、英語学習で挫折してしまう機会も多いので、英語が苦手なうちは、難しい用語が多い文法の参考書は避けましょう。

(3)解説が丁寧な文法の参考書を選びましょう。

はじめの20ページほど立ち読みしてみて、わかりやすいかどうかを確認してから、文法の参考書を買うようにしましょう。たとえ人から薦められた参考書でも、自分のレベルに合っていなければ、わかりにくいと感じるものです。実際に書店や、amazonの「なか見検」で、本文を読んでみて判断するようにしましょう。

(4)英語が苦手なうちは、例文に使われている単語が易しいものにしましょう。

文法の参考書で勉強するのは文法であって、単語ではありません。教師の中には「語彙力をあげるために例文に難しい単語を使う」という人もいます。また、英語が得意な人にとっては、一冊で、文法と単語の両方が勉強できる参考書の方が効率よく勉強できます。しかし、英語が苦手な人が、文法と単語を同時に勉強すると、苦痛を伴い、益々、英語が嫌いになってしまいます。文法の理解だけに集中するように、例文に使われている単語が簡単なものにしましょう。

以上が文法の参考書を選ぶ上で、外すことができない点です。このポイントを外さない本を書店などで探しだすことが必要なのですが、手間がかかると思います。そこで、お勧めなのが、「基本にカエル英語の本(スリーエーネットワーク)」「もう一度中学英語(日本実業出版社)」「眺めてわかる英語の本(あさ出版)」のいずれかです。これらのうち、いずれかをを読むと中学英語を理解できるようになります。何より、丁寧な解説で、わかりやすいです。また、今まで様々な文法の参考書を買って、英語の勉強を挫折してきた人も、最後まで学習できます。

ちなみに、もっと、深く参考書について知りたい場合は、「英語の参考書」を読むといいです。参考書の独自の分類法など、参考になることが多々書かれています。

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